2016年3月20日日曜日

雅塾通信 第91号・・・新入生 机見てねと駆け上がり(H27.5.1)

中国の書の歴史・・・その27
 唐代が始まって約100年、開元(713年)から天宝年間(742~755年)はいわゆる盛唐の時代です。皇帝は玄宗です。王羲之崇拝から始まった唐代の書も、海外からの絵画、音楽、芸能、詩など多様な文化の交流により変化をもたらしてきました。王羲之の書も崇拝はされていましたが形だけをまねるだけの精彩さを欠いたものになっていきました。この書は「院体」の書とよばれさげすまれたものもあります。
 そんな中でも私たちになじみのある人は李邕(りよう678~747)です。
 幼いころから秀才として知られ、玄宗皇帝の時、北海太守となったことから李北海(りほっかい)とも称されております。
代表作は「麓山寺碑」「李思訓碑」があります。

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