中国の書の歴史・・・
1.殷時代(文字の始まり)
○伝説上の文字漢字の創造においては多くの伝説があります。その中の一つが太古の昔、神農氏と王が「結縄(けつじょう)」という方法を用いて文字の代わりにしていたという。伝説時代のことではたして結縄とはどうゆうものか詳しくわかっていません。しかし、今日南米のペルーあたりにもこの方法が残っているので、それによって考えると縄の結び方や色で意思を伝え合ったのではないかと想像されます。
次は庖犠氏(ほうぎし)という王が易の卦をつくったといわれているが、これも形を決めておき、それに従って意思伝達を交わしたと思われます。
また、黄帝の臣・蒼頡(そうけつ)という人が鳥や獣の足跡を見て、それらをヒントに「書契」(しょけい=鳥足文字)を作ったといわれてます。
これらはあくまで伝説上のことであって、実証性に乏しいのが残念である。
蒼頡は終始、鳥や獣と一緒にいるにふさわしく、森林中に生活していたのであろう。。木の葉や蓑を羽織っており、何よりも特筆すべきは目ざとい人らしく、4つの目を持っていることである。
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