2016年2月11日木曜日

雅支部通信 第67号・・・あさり蒸す めのこ手際のよき母に(H25.4.1)

中国の書の歴史・・・その8
 木・竹簡の中に楷書・行書・草書・隷書・篆書の書体があると前回書きましたが具体的に見ていきましょう。


①篆書
 1978年、湖北省より出土しました。この揚子江中流域は古の強国「楚」が君臨していたところであり領域内より出土する戦国時代の簡牘を通称「楚簡」と呼んでいます。



















②篆書
 これも戦国時代の楚国の竹簡で、1953年、筆とともに発見されました。この文字を見る限りにおいては鋳造された金文の書法とは趣を異にし、かなりリラックスした書き方を示し、隷書に近づこうとする姿勢を見せています。







0 件のコメント:

コメントを投稿