8月は戦争を考える月、そして今年はオリンピックが加わりいつもの月よりテレビに時間を取られました。
世界から205か国、一万人を超えるアスリートが集まりました。
桑田真澄氏が講演で「プロ野球の選手になるのは東大生になるより難しい(だからといって決して偉いという意味ではなく)」と述べていましたがオリンピックでメダルを取るのはもっと難しい。全身全霊でメダルと取った瞬間、選手の心と体からの激震が見るものに伝わってきます。その表現が激しくても静かでも変わりません。見ている人に強烈に感動を与えてくれました。
何度もそんな場面を見せてもらい心がときめきました。
それにしても汗と涙でくしゃくしゃになったアスリートの顔がこんなに美しいとは・・・。
韓国と北朝鮮の選手が一緒に記念写真を撮っているシーンがテレビに映し出されていました。これに象徴される場面がいくつもありました。政治的に対立をしている国同士の選手たちが試合を終わって握手をしたり抱き合って称えあっている姿は同じ努力をしてきたものだけがわかりあえる連帯感でしょうか、スポーツマン精神でしょうか。国境はありません。これはスポーツに限らず音楽などあらゆる芸術活動の中で見られる光景です。
藤岡市書道協会主催による講習会「瓦泥印を作ろう」が会員を対象にして開かれました。藤岡瓦と同じ土を使って雅印を作るのです。藤岡瓦業界も屋根瓦を作るだけでなく見て楽しむ工芸品や、壁・床などに使用する建築材としての用途もあるようです。
わび・さびの世界でもある雅印がそれらのなかま入りができると楽しい。講師は「瓦泥印」生みの親でもあり命名者の飯島俊城先生でした。
中国の書の歴史・・・その34
明代の著名が書家を紹介します。
(1)祝允明(しゅくいんめい)(1460~1526)
長州(江蘇省)の裕福な読書人階級に生まれた。字は希哲。
生まれつき右手の指が人より一本余計にあり、きっと器用な人になるだろうということで枝指生・枝指山・枝山と号したという。書は幼少より習い、楷書は岳父の李応禎(りおうてい)に学び、行、草は外祖父の徐有貞(じょゆうてい)に学んだ。壮年になって古法帖の臨模に努め、魏の鐘繇の影響を多く受けている。からの小楷は穏やかで格調が高く明朝第一だと称されている。代表作のひとつに諸葛孔明の「出師表」を書いたものがある。
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