2017年5月14日日曜日

雅塾通信 第111号・・・てのひらに小じわ目につく寒の朝(H29.3.1)

 2月は逃げると言われていますが逃げられないように一日一日を意識しながら過ごしました。
 若い頃からの好きなフレーズに”無理なく無駄なくあきらめず”というのがあります。「無理なく…あきらめず」と言うところは納得していましたが「無駄なく」の部分が引っかかっていましたので少し変えて”無理なく急がずあきらめず”と言い換えていました。何をもって無駄と言うのだろうかとちょっと自信がなかったのです。しかし最近は、この世に「無駄なものなし」と割り切って”無駄なく”に戻っています。無駄なものはないと思うと楽になりました。
 
 2月11日、12日の両日、藤岡公民館文化サークルの展示会が市民ホールで開かれました。
生け花、手芸、刻字、篆刻、織物、俳句、絵画、絵手紙、紙粘土、ペン、書道など34教室の参加で、書道だけでも8教室、約90名の方が出品しました。
二日間の展示ですが作品作りから解放された生徒さんたちは、見学に来た知人・友人たちに「駄目だ駄目だ」と照れながらも楽しそうに時を過ごしていました。

 24日~27日まで桐生市文化会館で聖筆選抜100人展が開催されました。雅塾からは小生と菅生紫玉さんが出品しました。初日には紫玉さん、三葉さんの塾生二名と松本・飯島・安原君ら書友7名で鑑賞してきました。
 久しぶりにお会いした星野主幹は、100名選抜する苦労話や寄合書道会の難しさなど話されていました。
 ご存知のように聖筆会は毎日系です。しかし種々の事情で創設時から一党一派に属さない事を運営方針としていますから公にはそのような発言をしているし会員は自由に活動しています。そのあたりの空気のありように主幹としては苦労があるようです。

 書の世界はとてつもなく長い歴史と伝統の中で育ってきています。幅広い世界ですから自由な発想で学んでいきたいものです。
聖筆誌3月号に出品者100名全員の作品が載っていますのでご覧になってください。

「書道の展覧会は難しい、よくわからない」とはよく耳にする言葉です。
しかしどんな書展でも目的をもって開催されます。目的を知りたくさんの作品を見ることによって書の世界が広がり理解力も高まります。機会を見つけて鑑賞しましょう。

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