朝の洗面所の水が寝ぼけ眼に心地よい刺激を与えてくれます。冷暖房不要、よい季節になりました。先月は自分にとっては珍しい展覧会を拝見しました。ららん藤岡の交流館で開かれていた絵画のコレクション展です。
コレクターは秋山功氏という方で私の書友の弟さんです。氏自身も十代の頃は画家を目指していて20歳の時には個展まで開催しています。しかし種々の事情で画かを断念し、サラリーマンになりましたが、美へのあこがれが強く三十代になってから収集家の道に入ったと語っていました。
平成24年、60歳の時に退職と還暦を記念して第1回のコレクション展を開き今回が二回目だそうです。当時すでに400点以上の作品を集めていたといいますから現在は何点ぐらいあるのでしょう。今回はその中から50点くらい展示されていました。
残念ながら知識がないため殆どの画家は知らない人ばかりでしたが氏自身展示の目的を「才能に恵まれ優れた作品を生み出しながら世の中に埋もれてしまった作家や、現代でも正当な評価を得られずにいる心ある作家たちがいる。そんな作家たちの作品を見ているとまたその心情を思うとき、一人でも良いからその作品の真価を世の多くの人たちに伝えたい、また知らせる義務があるのではないかと言う思いに駆られる」と述べています。
感心しました。そして展示作品の中に私が以前、似顔絵を描いてもらった中村民夫画伯の自画像作品が二点あり、秋山氏の中村画伯に対する評価も高かったことに満足しました。次回展が楽しみです。
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