朝の洗面所の水が寝ぼけ眼に心地よい刺激を与えてくれます。冷暖房不要、よい季節になりました。先月は自分にとっては珍しい展覧会を拝見しました。ららん藤岡の交流館で開かれていた絵画のコレクション展です。
コレクターは秋山功氏という方で私の書友の弟さんです。氏自身も十代の頃は画家を目指していて20歳の時には個展まで開催しています。しかし種々の事情で画かを断念し、サラリーマンになりましたが、美へのあこがれが強く三十代になってから収集家の道に入ったと語っていました。
平成24年、60歳の時に退職と還暦を記念して第1回のコレクション展を開き今回が二回目だそうです。当時すでに400点以上の作品を集めていたといいますから現在は何点ぐらいあるのでしょう。今回はその中から50点くらい展示されていました。
残念ながら知識がないため殆どの画家は知らない人ばかりでしたが氏自身展示の目的を「才能に恵まれ優れた作品を生み出しながら世の中に埋もれてしまった作家や、現代でも正当な評価を得られずにいる心ある作家たちがいる。そんな作家たちの作品を見ているとまたその心情を思うとき、一人でも良いからその作品の真価を世の多くの人たちに伝えたい、また知らせる義務があるのではないかと言う思いに駆られる」と述べています。
感心しました。そして展示作品の中に私が以前、似顔絵を描いてもらった中村民夫画伯の自画像作品が二点あり、秋山氏の中村画伯に対する評価も高かったことに満足しました。次回展が楽しみです。
2018年7月1日日曜日
雅書道塾通信 第124号・・・順追って 狭くなる庭 木の芽どき(H30.5.1)
我が家の狭い庭にもこの季節は、水仙、チューリップ、大根花、紫木蓮、ぼけ、パンジー、庭桜など色とりどりの花が一斉に咲き誇り見とれてしまいます。でもそれもつかの間、たちまちしぼんだり土の上に散らばった花弁を見ると、「早すぎるよ!」ともったいなさと無常を感じます。が続いて木々に青々とした新芽が出てくると又気持ちが明るくなります。毎年こんな気分の繰り返しです。
4月8日、墨盒書道展作品集の写真撮りが藤岡学習センター204号室で行われました。松本運営委員長を始めとして10名の運営委員、2人のお手伝いと総勢12名のスタッフが集合しました。9時から作業手順の打ち合わせをした後、二台のカメラ、作品セット板の設置、表装された作品80本が一般部、学生部と50音順にテーブルの上に並べられ準備が整いました。と言えば簡単そうですが、作品を下げるフックなど付けられない室ですから明るさのちょうどよい場所にセット板を水平にしっかりと固定するのに結構工夫が必要でした。撮影を始めたのが10時少し前、箱から作品を出す人、踏み台を使って作品を下げる人、微調整する人、三脚にセットされたカメラを作品の中心に合わせて慎重にシャッターを切る人、チェックする人、終わった作品を巻き上げて箱にしまう人等々、表装された作品は折じわなど付けないように声を掛け合ってみんなそれはそれは丁寧に慎重に作業が進められました。
午後になり太陽の動きに応じて照明器具などもセットされプロ並み、約1時間の昼食をはさんですべて終了したのは午後3時20分ごろでした。その後、もぐもぐタイムを取りながらお互いに労をねぎらい合って予定していた4時に散会となりました。作品集の完成が楽しみです。スタッフの皆さん本当にご苦労様でした。
藤岡市遺族の会が平成21年から市内の小中学生を対象に「戦争と平和」についての作文・感想文コンクールを行っています。会員の方が毎年その作品集を見せてくれます。
小学生(4年以上)287名、中学生706名と多くの子供たちが出品しています。その中から小中それぞれ6名ずつが選ばれて計12名の作文で文集は作られています。
戦争体験者が減っていく中、子供たちは祖父母や親から聞いた話、本やネット、テレビなどのメディアから集めた情報、実際に博物館や戦地後を訪れたりして調べたり等々、様々な工夫をこらして学んだ様子が伺えます。
そして今の平和が言い知れぬ犠牲の上に成り立っていること、絶対に戦争はおこしてはならないことを言う文が圧倒的です。「なんで戦争がいなや人が悪者扱いをされ、戦争を好んだ人が英雄になるのか不思議」「戦争で人を殺してもなぜ罪にならないのか」「そもそもなんで戦争はおきるのか」と子供らしいが厳しく真理をついた作文も印象的でした。
北朝鮮問題を取り上げ将来日本が戦争に巻き込まれる可能性を危惧した作文もあります。すでに子供たちも今の日本の状態を心配しています。しかしいかなる理由があっても戦争は絶対に繰り返してはいけないと訴えています。
水面下でどんな交渉があったのか知るすべもありませんが今北朝鮮問題は武力から対話の段階に入ってきました。喜ばしいことです。
4月8日、墨盒書道展作品集の写真撮りが藤岡学習センター204号室で行われました。松本運営委員長を始めとして10名の運営委員、2人のお手伝いと総勢12名のスタッフが集合しました。9時から作業手順の打ち合わせをした後、二台のカメラ、作品セット板の設置、表装された作品80本が一般部、学生部と50音順にテーブルの上に並べられ準備が整いました。と言えば簡単そうですが、作品を下げるフックなど付けられない室ですから明るさのちょうどよい場所にセット板を水平にしっかりと固定するのに結構工夫が必要でした。撮影を始めたのが10時少し前、箱から作品を出す人、踏み台を使って作品を下げる人、微調整する人、三脚にセットされたカメラを作品の中心に合わせて慎重にシャッターを切る人、チェックする人、終わった作品を巻き上げて箱にしまう人等々、表装された作品は折じわなど付けないように声を掛け合ってみんなそれはそれは丁寧に慎重に作業が進められました。
午後になり太陽の動きに応じて照明器具などもセットされプロ並み、約1時間の昼食をはさんですべて終了したのは午後3時20分ごろでした。その後、もぐもぐタイムを取りながらお互いに労をねぎらい合って予定していた4時に散会となりました。作品集の完成が楽しみです。スタッフの皆さん本当にご苦労様でした。
藤岡市遺族の会が平成21年から市内の小中学生を対象に「戦争と平和」についての作文・感想文コンクールを行っています。会員の方が毎年その作品集を見せてくれます。
小学生(4年以上)287名、中学生706名と多くの子供たちが出品しています。その中から小中それぞれ6名ずつが選ばれて計12名の作文で文集は作られています。
戦争体験者が減っていく中、子供たちは祖父母や親から聞いた話、本やネット、テレビなどのメディアから集めた情報、実際に博物館や戦地後を訪れたりして調べたり等々、様々な工夫をこらして学んだ様子が伺えます。
そして今の平和が言い知れぬ犠牲の上に成り立っていること、絶対に戦争はおこしてはならないことを言う文が圧倒的です。「なんで戦争がいなや人が悪者扱いをされ、戦争を好んだ人が英雄になるのか不思議」「戦争で人を殺してもなぜ罪にならないのか」「そもそもなんで戦争はおきるのか」と子供らしいが厳しく真理をついた作文も印象的でした。
北朝鮮問題を取り上げ将来日本が戦争に巻き込まれる可能性を危惧した作文もあります。すでに子供たちも今の日本の状態を心配しています。しかしいかなる理由があっても戦争は絶対に繰り返してはいけないと訴えています。
水面下でどんな交渉があったのか知るすべもありませんが今北朝鮮問題は武力から対話の段階に入ってきました。喜ばしいことです。
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